NPO法人 緑区子どもサポートセンター

    2015年2月道端の枯草が紙になっちゃったよ!




同じ電車で東金高校実験室へ!  2月7日(土)今日はみんなで同じ電車に乗り合わせて東金高校に行きました。
鎌取駅から乗るのはゆうき君一人なので、「乗っているかな・・!」ちょっと不安でしたが、さすが6年生。
約束していた電車最後部に落ち着いて座っていました。
 誉田、土気とみんなが乗り込んできてすっかりにぎやかになってきました。
初めて東金高校に行くのでちょっと緊張気味の顔、みんなと一緒に電車に乗ってうきうきしている顔、でもみんな楽しそうです。
東金駅には東金高校の高校生2人が迎えに来てくれていました。

紙すきに挑戦! 細川先生から今日の紙すきについて、いろいろ教えてもらいました。
ハリーポッターの映画の中では羊の皮に字を書いていましたね。
紙のことを英語でペーパーっていうけど、メソポタミアではパピルスという植物で紙を作っていたようです。
それが、ペーパーの語源になっているのではないかと言われています。
日本では昔、板に字を書いていました。

今日は草で紙を作ります。
特別な草ではなく、道端に生えている普通の枯れ草です。
まずこの草をハサミで3 4センチにきざみます。

葉っぱを刻んだらビーカーに水と重曹を入れてきざんだ草を  煮ます。
やわらかい草なら30分。
堅い葉っぱなら2時間くらい煮ます。


どんな植物でも紙になるんだね! 家でもし作ってみるなら、トウモロコシの皮がお勧めです。
竹は半日ぐらい煮なければなりませんが、竹で作った紙はとてもなめらかです。
ふきを食べる時皮(スジ)をむくけど、これで作ると透明な紙ができてとても感動しました。

枯草がドロドロになった。
葉が柔らかくなったら、流水でよく洗い流して今度はミキサーにかけます。
どろっとした草を広目のパッドに水で薄め、四角い木型に流し込みます。
それを持ってきた下敷きに移し、タオルで水分をとればできあがり。


これを日の当たらない所で乾かします。
明後日くらいになったら乾いてパリッと簡単にはがれます。
乾かないうちに無理にはがしてはいけません。
乾かした紙は1年以上腐らないし、カビも生えません。

子どもの発想は豊か。
 大人は紙といえば四角に作りますが、女の子たちはハート形やいろいろな形の紙を作りました。
かやちゃんはすぐにできてしまうのが、もったいなくて何度も何度も作っていました。
ゆうき君はいろいろな質問をして細川先生も感心していました。
2日後には素敵な紙が沢山できたことでしょう。

(記 安藤)