NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  こどものまちを開催しました!


                     (あすみが丘バーズモールにて 2013年6月8日9日)

「こどものまち」は子どものための遊びの「まち」です。
どんなまちにしていこうか、どんなお店をつくろうか…など子ども達で話し合い、
町のルールを決めて本番当日に向けてみんなで協力して作り上げていきました。

お金の名前は「スマイル!」みんなで話し合って決めました。
他にもグリーン・ミルフィーユ・ベリー・ツーカなどたくさんの子どもたちの思いもありましたが、
スマイルグリーンシティーのスマイルをとって「スマイル」に決定。

昨年の反省点をみんなであげ、午前中はお店がすいているから、
幼児には午前中すぐお店に行けるように、最初に銀行で500スマイルを渡すのはどうか?
その他もたくさんの考えがわいてきます。
「銀行を2つにしたらいいのではないかな〜?20分働いたらお金がもらえるようにしたらどうかな〜?
去年は掃除道具が足りなかったから増やした方がいいと思うよ」などなど大人の会議を見ているかのようです。
子ども達は自分達のこどものまちを作るのにとても真剣で一生懸命でした。               
−会議中の店長さん達 −



1日目晴天!

東金高校の生徒さんやたくさんのお手伝いの方が、朝早くからテントの設置やテーブルといすの搬入を手伝って下さいました。
重たい物もたくさんあったので、お父さんの活躍も本当に助かりました。
子ども達は自分のお店の準備にとりかかります。準備の際に作ってあった看板を設置し、
10時よりオープニングの開催宣言とテープカットをして開店です!
当日参加者の流れとしては
受付1で申込書に記入→受付2でお金を払って市民登録カードをもらい→入門講座を聞いて→職安に並んで仕事を探します。
仕事はたくさんあります!
今年は、ポップコーン・クッキー・ミサンガ・綿菓子・サンドイッチ・銀行・スープ・箱入れゲーム・かき氷・
射的・職安・輪投げ・清掃局・ホットケーキ・リサイクル・病院・おにぎり・受付です。                     

お店の様子
◎ ポップコーン屋さんでは、2日間で550個位売れて大人気でした。仕事をする子ども達もとっても楽しかったようです。
◎ クッキー屋さんでは働きに来た人にしてもらう仕事のリストを作るなどして準備をしていました。
  やる気満々で、自分でクッキーを焼くという意志は固く、2日間とっても頑張ったそうです。
◎ かき氷屋さんでは900食は作ったそうです。
  子ども達はかき氷機を回してみたいようで、小さい子も弱音を吐かずに頑張ったそうです。
◎ スープ屋さんでは、700杯位売れたそうです。
  2日間天気が良かったのでジュースはかなり買い足したそうです。(本当に暑かったです・・・)
◎ ホットケーキ屋さんでは、200食位売れたようです。大変だったけどとっても楽しかったそうです。
◎ おにぎり屋さんは小さな店長さんがボランティアさんと一緒にたくさんのおにぎりを作ってくれました。
◎ サンドイッチ屋さんは事前に何度も試食を重ね、サンドイッチの中身を考えたそうです。
  なかなか売れない時は試食のサンドイッチを配り、お店が混んでくると「一列に並んでくださーい!」と声をかけ、
  店長2年目の成長が感じられました。

    −クッキーのトッピング中―                ―準備万端だよ!ー           ―大繁盛のかき氷屋さんー

◎ 射的屋さんでは、土気南中学校のボランティア部の生徒さんがとっても頑張ってくれたそうです。
  最後まで責任をもって子ども達と一緒に楽しそうに仕事をしてくれたそうです。
  大人は子ども達を見守り、こどものまちの理想の形が出来ていたようです。
◎ 箱入れゲームでは、すごい行列が出来てくれて店長さんはとても大変だったけどうれしかったそうです。
◎ 手裏剣屋さんでは店長さんが、自分でやると決めてやりたい仕事ができたことで楽しかったそうです。
◎ 輪投げ屋さんでは、店長さんが準備段階から責任をもってがんばっている姿が見受けられました。
◎ ミサンガ屋さんは働きに来る人がとても多く1日目はとても大変でしたが、
  2日目はキットを増やし、スムーズになったそうです。「また来たよー。」と何度も働きに来てくれたり、
  長い時間ミサンガ作りに集中したりする姿が見られました。

      −買いに来てね!―            ―黙々とミサンガ作りー            ―病院の案内ー

◎ 銀行は今年2か所にしたのでスムーズに仕事が出来たそうです。
◎ 職安は長〜い行列ができてしまい、一番大変なブースでした。
  長く待たされると大人からは「効率が悪い!」「いつまで待たせるんだ!!」とクレームの嵐でしたが、
  子ども達は友達とおしゃべりなどして、待っている間も楽しそう。
  職安の子ども達は1日目の反省を生かし、並び方などを工夫していました。

「こどものまちは、大人が育つ不思議なまち」という言葉を思い出します。


あっという間の2日間でしたが、事前の話し合いや看板作りなど本当にこども達はがんばりました。
自分でやりたい仕事を決めて働き、お金をもらって買い物をすることは、大人の中では当たり前のことですが、
子ども達が一生懸命考え、遊びではあるけれど少し大人のように見えるこども達がとても頼もしく思えました。
日本の子どもは自己肯定感が大変低いといわれています。
子どもの心を開き、わくわくドキドキする体験はとても大切です。
この子達はいろんな経験をして、異年齢の子ども達や大人に見守られきっと素敵な大人になるだろうな〜と思った2か月間でした。
                       
2日間で延べ960名の参加があり、賑やかで可愛い子ども達が一生懸命働く姿はとても微笑ましく、
こどものまちを楽しんでいる姿をまた来年見たいと思います。
ご協力いただきました、バーズモール商店街の方、ボランティアの方々、お父さんお母さん本当にありがとうございました。