NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  「こどものまち」の看板作り


                     (あすみが丘プラザにて 2013年5月11日)


5月のあそび塾は来月に迫った「こどものまち」で使う、木の看板をみんなで作りました。
昨年は紙で作りましたが、雨だったこともあり、できれば今後もずっと使っていけるものを、という事で、
昨年「椅子作り」の時に教えていただいた、おやこカフェ幕張の佐藤紘孝さんに講師をお願いして、
大、中、小と3種類の立て看板を作ることになりました。
11日土曜日、あすみが丘プラザの工作室にて、あそび塾の子ども13人、
その他に「こどものまち」の店長さんをやってくれる子ども達も17人も集まってくれました。
外はあいにくの雨模様でしたが、工作室は熱気ムンムン!
お父さん、お母さんの参加もあり、みんなで作り上げていく「こどものまち」らしくなって来ました。

最初に先生がパーツに切って来てくださった木材に、やすりをかけて角を丸くして、触っても痛くないようにします。
木材のパーツも棒状のものがあったり、板状のものもありますので、
みんな最初は木材を持ってやすりを机に置いてかけていましたが、
やがて反対にやすりを持ってかけた方が良いと気づきます。
みんなで一斉にやすりをかけると、細かい木の粉が舞って大変でしたが、
黙々と作業をする子ども達に習って、大人も手伝いました。
ゴツゴツしていた木材が次々に滑らかになっていきました。



次に木材にペンキで色を塗ります。
このペンキは黒板のように、白墨で字を書くことが出来るものだと聞いていましたので、
てっきり緑色のいわゆる黒板の色だと思っていましたが、紫色とオレンジ色のきれいな色でびっくりしました。
一番大きいタイプの看板にまず、ローラーで紫色を広く塗りました。
全然ムラにもならず、きれいに塗れました。
次に看板の支柱の部分に白で色を塗っていきます。
これはたくさんありましたので小さい子も刷毛を持ってドンドン塗っていきます。
ペンキで色を塗るなんて、難しそうと考えていましたが、子ども達は何の躊躇もなく、ペタペタと楽しそうに塗っていました。
最初は服にはつけないようにね、などと声をかけましたが、
だんだん慣れてきた子ども達は、暇になると自分の手を真っ白に塗ってみたり、
汚れることには全然頓着していない様子でした。



一番小さいタイプの看板だけは、塗る前に釘を打って成形します。
最初は男の子やお父さんがトンカチでコツコツと作っていましたが、
ペンキ塗りの一段落した女の子達も、面白そう〜と次々に参加してトンカチを持っていました。
大人はどうしても出来上がりが気になって、釘を打つ場所も慎重になりがちですが、子ども達はそんなことには頓着しません。
中くらいの大きさの看板は、まだペンキが乾ききっていないのに釘を打っていきます。
時間が限られていますので、乾くのを待っていたら終わらなくなってしまいます(笑)

そんな風に子ども達が争うように組み立てた看板に蝶つがいをつけますが、
ネジは電動ドリルでつけるので、ここはさすがにお父さんの出番。
先生がやるのを見ていると簡単そうにも見えますが、いざやってみると難しそう!
実家が金物屋さんだというお父さんが、最後は一手に引き受けて頑張って蝶つがいをつけて、ようやく完成です。
看板は大きいのが1個、中くらいが6個、小さいのは10個も出来ました。

あっと言う間に3時間が経ち、ペンキだらけになった手や足を水でよく洗いました。
手足は洗えばきれいになりましたが、洋服を汚してしまい、帰ってからお母さんに怒られちゃった子はいませんでしたか?
子ども達はとても楽しそうでしたので、どうかお許しくださいますよう、理事からもお願い申し上げます。

さて来月の本番まで一ヶ月をきりました。
自分達のやりたいことが十分にできる「こどものまち」になりますように、お天気も味方してくれますように、
みんなで照る照る坊主を作りましょうね。