NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  カップケーキ作り


                     (あすみヶ丘プラザにて 2013年3月30日)


3月30日(土)、春が来ては遠のく寒い日に、今期最後のあそび塾が行われました。
前回のあそび塾で話し合いをして、プラザ調理室にて「カップケーキ」を作ることに決まっていました。
参加人数は子ども15人、理事3人です。



ふれあいの広場公園に集合して、3班に分かれてからカスミにお買い物に出発です。
いざ買い出しを開始すると「やばい!作り方がわからない?」と言い出す子ども達。
買うまで気が付かなかったのかと思うと思わず笑ってしまいました。
この先どうなることかと思いましたが、みんなで知恵を出し合い、まずホットケーキミックス・牛乳・卵を買いました。
はてな?後は何を買えばいいのかしら?
子ども達はちゃんと作りたい思いがあるので、ここは奥の手、理事の携帯でレシピを調べ、
予算があるので計算をしながらしっかり材料をそろえていきました。
「ダイソーで買えば安く買える!」
「たくさん作るにはカップにお金がかけられない!」
「油をたくさん入れたくない!」
「砂糖もたくさん入れたくない!」
いろいろこだわりもあって、結局携帯で見たレシピには全く頼らずオリジナルのカップケーキを焼くことになった班もありました。

ある班は抹茶・チョコ・プレーンの3種類のカップケーキを作ることになりました。
トッピングが乗る形ではなく、生地に湯煎で溶かしたチョコなどを混ぜ込みました。
丁寧にカップに生地を浅目にスプーンで均等に入れ、全部で30個位出来たでしょうか?多めに出来上がりそうです。

感心したのは、チョコを湯煎で溶かす作業などは、
家庭でやったことがあるからでしょうかとても上手で、また卵を割る子もとても上手でした。
レシピ通りではなかったので焼きあがるまでは心配でしたが、
子ども達はわくわくしながらオーブンの前に座り込み焼き上がりを楽しみに待っていました。
心配をよそにふっくらおいしそうなカップケーキが焼き上がり大満足の子ども達、
自分達で最初から最後までやったことがよりいっそうおいしくいただけたのではないでしようか?

またある班は、カップケーキにしたいという意見を話し合いの時から言っていた子がリーダーだったので、
買い物も作り方も下調べが出来ていたのか彼女のリードでスムースに進んでいました。
この班はココア味・メープルシロップ味の2種類で、トッピングのチョコも乗せて作りました。
リーダー以外の子も冷静に意見を言ったり、洗い物を手を真っ赤にしながら一生懸命やったり、
どの子ものびのびと楽しそうに作っていました。

もう一つの班はちょっとおとなしめの子が集まった班です。
買い物もちょっと不安そうでしたが、トッピングのチョコなどを選んでいるときは、さすがに目がキラキラしてきます。
調理を始めるときも、始めは調理室の大きなボールや泡たて器、計りや軽量カップなどを
使ってみたくてたまらないんだけど、どう使ったら良いのやら。。。
とまどいつつも「私は牛乳入れたい!」「かき混ぜたい!」とだんだん自己主張が出てきていました。
この班も卵を割るのは簡単にクリアしていて、普段からお手伝いしている様子が見えました。

ダイソーで買ったカップはけっこう大きくて、他の班とは違い、数が人数分足りなくなりそうなのを心配しつつも、
いろいろなトッピングをしたり、ホイップクリームを飾り付けてみたりと、この班ならではの工夫もあって、焼き上がりも上々!
数の足りないのは半分に切り分けて仲良く食べました。

同じホットケーキミックスと牛乳、卵、お砂糖、油という材料なのに、各班それぞれ、出来上がりは個性豊かでした。



残念ながら今回で卒業してしまう子も何人かいましたが、
あそび塾という集団で様々なことを経験したこと、学校以外の友達を作ったことは
必ず子ども達の心の中にたいせつに記憶されることでしょう。
また、6月のこどものまち、8月のキャンプは一般参加大募集の行事なので、是非また一緒に活動できると思います。
待っていますね(^^)