NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  今年も行って来ました、子どもキャンプ!


  2010年8月13日〜16日

8月13日、お盆休み真っ最中の出発。朝6時の虹の広場集合には、
青年達も含め、たくさんの人たちが見送りに来てくださいました。

 バスは一路、栃木県県民の森キャンプ場へ!意外にも道は空いていて、
予定より一時間以上早く到着しました。バスの中で寝る暇もなかったね。

 一時間の余裕があったので、指導員と子ども達は芝生の広場でゆっくりと遊んでから、
開村式となりました。この広場はキャンプ場からは15分ほど山道を上がったところにあるのですが、
なだらかな傾斜になっていて、トンボやバッタがうようよといました。

 キャンプ場内は、うっそうとした木に囲まれた涼しい所で、
雨が降っても木にさえぎられて良くわからない程です。各班に分かれて先ずはテント建て、
デイキャンプで練習したのでどこの班もスムースでした。夕飯作りの薪をゲットするために、
テマソンを歌い、踊る子ども達はワクワク、キラキラしていました。

2日めは山登りの日でしたが、朝起きたら雨!さあどうする?
とスタッフは迷いつつも子ども達はさっさと準備を始めています。
結局全員カッパ姿で行ってきますの挨拶をして出発しましたが、歩いて行くうちに雨は止み、
みんな暑い暑いと言ってカッパを脱ぎながらの登山となりました。
目指すはミツモチ山山頂、途中、自然の湧き水が出ている所では、みんな手を差し出して洗い、
その冷たさに生き返るようでした。登山は始めての子どもも多いので、
休憩を小まめに入れてバテないように気をつけながらの行程でしたが、
誰も弱音を吐くこともなく登頂することができました。

 その後、無事にキャンプ場に帰還してすぐ、元気な子ども達は汗を流すついでにつめた〜い川に入り、水を掛け合ってはしゃいでいます。最初は嫌がっていた子も最後には全員ぐしょぬれになるのは、子どもキャンプの恒例のことでした。

 3日め、午前中とお昼ごはんは中学生企画担当です。先ずは広場で陣取りをした後、
キャンプ場に戻って流しソーメンならぬ、流しラーメンの準備です。
かまどの脇に竹を組んで用意する子、ラーメンをゆでる子、具の用意をする子、
等に分かれ小学生はワクワクと待っています。さあ、流すよ!
ところがソーメンより太いラーメンは途中でつかえたり、あふれたり!
でも中学生も次第に流すコツやタイミングをつかみ、
みんなお腹いっぱい冷やしラーメンとレタスとミニトマト、
果てはデザートのフルーツポンチまで流して頂きました。


 午後は恒例スタッフ企画、広場で(お祭り)をテーマにした小芝居と
ゲームで各班は夕飯(飯取り)の食材をゲットしていきます。
今回の不思議食材は(チョコ)(グミ)(マシュマロ)という甘いもの。
これらをご飯、パン、うどんや肉、野菜と合わせ、単品ではなく
必ず複数の食材を合わせた料理にしていくのが飯取りです。
今回はみんな自分達の使い残した食材も上手に使いきり、小学生男子もふらふら遊んでばかり、
という事もなく、班員みんな力を合わせて時間内に料理を完成させました。
チョコ味の炒め物、グミ入り焼きうどん、など普段の家庭料理ではまず味わえないキャンプ料理でした。

 さてその後はお待ちかねキャンプファイヤーの時間です。ところが、
開始と同時に空模様が怪しくなり、遠くで雷鳴が!「何とか遠ざかってくれ」
という願いをこめて大声で歌い、踊りましたが、
ちょうどゲームと踊りで盛り上がった頃に雨が降り始め、めげずに続けるもどんどん強くなり、
カッパを着て来てもあまり意味がないような降りになって来てしまったので、
全員の健康と安全を考えた上、ファイヤーは中止することに。
実長が涙混じりに挨拶をして折れ戻りはあきらめ、全員解散してテントに戻りました。

 栃木という所は、雷で有名な所なので、一度は洗礼を受けなければならなかったのでしょう。
実長かっこの悔しがる気持ちは、みんな良くわかっているからね!
いつかどこかでリベンジする機会が来ることを祈っています。


 4日めはテント撤収と記念写真、閉村式。
テントの下にひいてあったスノコを片付けるのは重くて大変だったね。
雨にぬれてしまった様々なものを手際よく片付け、疲れもでて来ている中、
みんな頑張りました。閉村式の小芝居ではめでたく栃乙女いちごちゃんの結婚相手も見つかり、
めでたし、めでたし。

 帰りもあまり渋滞もなく、バスの中は「青春」で盛り上がり、
予定通りに土気に到着し、解散式のあと、久しぶりの我が家へとみんな帰って行きました。