NPO法人 緑区子どもサポートセンター
  チャレンジのキャンプは1泊3日 (2012年8月11日〜13日)

  子どもキャンプ



今年の子どもキャンプは青年の実行委員長のなり手がいなく、
2泊3日のキャンプと土曜あそび塾をドッキングした今までにない形となりました。
場所は昭和の森。
近場に良いキャンプ場があるのは緑区に住んでいる私たちにとってありがたいです。
                               
11日(土)怪しい天気
緑区限定の降水確率は70%でしたので、本部タープをまず張りました。
2つのタープをブルーシートで被い万全を期しました。
10時から始まったオープニング。
青年のかっことたまが進行し、サインコサイン、しっぽ取りゲーム、変則すわり鬼をしました。
この日は東金高校から川島さん、石田君、古橋さんがボランティアとして参加してくれました。
将来教師志望の3人です。
いきなりマジックで名前を書き合うサインコサインにびっくりの様子でした。

ゲームの最中から時折降ってくる雨に、合羽を着たり脱いだり忙しい。
ゲームが終わり班ごとにテントを張り始めた時に雨がまた降り始めました。
でもまた止むだろうと思っていたら、だんだん激しくなりついに「ゲリラ豪雨」に。
家族で参加していたたくさんのグループは炊事場に避難、
かっぱを着ている私たち30名が押し掛けるわけにもいかず豪雨に直撃。
雨は川となって流れ、本部に置いてあったリュックなどを水浸しにしたのでした。
建て途中のテントは放置しユースホステルに一時避難し着替えをしました。
ほっとしたところで昼食の時間。
お弁当を食べながら夕食のメニューを決めました。
午後は歩いてトウズに食材の買い出し。
ゴロゴロ雷の音は聞こえていましたが晴れ間がのぞき楽しいおしゃべりが聞こえました。
帰り道、急な坂道の所で「ねえここから桃の缶詰転がしたい」と金ちゃん。
気持ちはとってもわかるけど×。
キャンプ場に戻って夕ご飯づくり。
この日のメニュー、スイカ班は炒飯とサラダ、フルーツポンチ。
ちょうちんあんこう班はチキンカレーとスイカ入りフルーツポンチ。
せいざ班は焼き豚入り炒飯とフルーツポンチ、
帽子の5人組班は炊き込みご飯、スープとフルーツポンチでどこもおいしくできました。
それにしてもみんなフルーツポンチが好きですね!
夕食の後はナイトハイクの予定でしたがリュックも寝袋も濡れてしまった子もいて、
テントも泥水をかぶってしまい、この日は夕食後残念ながらお帰りとなりました。
県外にいたらそうは言っていられないところですが、近いがゆえの判断となりました。

12日(日)まずまずの天気
 みんなお風呂に入ってさっぱりした表情で集合。
この日は1・2年生4人が合流です。
午前は「泥団子づくり」です。講師は樋口京子さん。
まずは団子づくりに適した土選び。


下見に来たときはキャンプしている人がいたので離れたところで探したのですが、
なんと足元に良い土が見つかり早速水と混ぜて団子になるまで丸めます。
マリア幼稚園出身の子どもは幼稚園で経験済みらしく上手でした。
高校生や青年は初めての人が多く「意外と面白い」けれど「結構むずかしい」。
丸にならない指導員のふじ、出来上がった団子を上にほうり上げキャッチに失敗した修介君。
上手に作った子も、仕上がりまでいかない子も一緒に記念撮影をして終わりました。
お昼はスタッフが作ってくれたそうめんと手羽先のコーラ煮を食べ、午後は恒例のスタッフ企画「めしとり」です。
原案者の山さんがまさかの急病で3日間顔を見せず残念でしたが、青年のすあまが進行をしてくれました。
めしとりとは「ゲームをしながら夕食の食材をゲットしていく」というものです。
今年はチェスがキーワード。

子どもはなじみがないですが、「ハリーポッターに出てくるあのゲームね」と解った子もいたらしい。
食材を使っての食事作りはやっぱり毎年青年たまの班が早い。
出来上がった料理は帽子の5人組「じゃがいもとかぼちゃの団子、ちのあじいため、フルーツポンチ」
ちょうちんあんこう班「ごなにいため(ゴーヤ、なす、肉でごなに)」
すいか班「カレーパッツライス、仲良し炒め」
ぜいざ班「牛肉と野菜のスープ、せいざ班特別リンゴリゴフルーチェ」
スタッフは「炎回鍋ラブ中華」ということで、回鍋肉とマーボー豆腐を作りました。
今年はぶどう、桃、などデザート付でした。

まずは自分の班のご飯を食べ、それから他の班のご飯を食べてもよいというルールがあります。
ご飯が終わったらお楽しみのキャンプファイアー。

5日の全体会で教えてもらった踊り「ジンギスカン」を踊りました。
簡単なのでその場でも覚えられますが、ソレソレのところの足が難しい。
猛獣狩りの後「なんだかんだ班会議」というゲームをしました。
袋の中にあるものを音で当てるという難易度高いゲームです。
袋の中に入れるのは、菜箸、食器、うちわなどキャンプ用品7〜8種類を用意しました。
ところが今年は奇跡が起きました。
2つの問題をどちらも1回目で当てたのです。
みんなで踊った「12月」は楽しかったね。
ずっとギターを弾いてくれた青年kenの指の皮がむけました。
明日からの執筆活動に支障が!?kenは青柳碧人というペンネームを持つ小説家なのです。
この日は1・2年生はお帰りで、その他はテントに泊まりました。
11時までおしゃべりの声が聞こえていましたよ。

13日(月)やっと晴れ
朝ご飯はスタッフが用意したカートンドッグとスープ、牛乳でした。
例年のキャンプは3泊4日、作るごはんの回数は7食。
3日目になると「ご飯作るの面倒。お母さんの作ったご飯が食べたい」という子も現れたりしますが、
今回はスタッフ食が多かったです。
そしてこの晴れの天気の下、水遊びで盛り上がり、頭から水浸しになって走り回りました。

午後はスイカ割りをして、終わった後2個のスイカは胃袋に。
3日間の振り返り発表をして解散となりました。                  

場所が緑区ということで11人の青年が集まってくれて、
また結婚して子どもを連れてきてくれた昔の青年や東金高校の生徒さん、
キャンプファイアーに駆け付けた高校3年のなっことサマーの受験生2人など
たくさんの参加があり子どもを見守る目が多く安心でした。
豪雨というアクシデントに対応してくださった保護者の皆様に感謝いたします。
ナイトハイクは次の機会に是非やりたいです。
あれやこれやで今年のキャンプは、50歳を超えた理事は初めてリポビタンを飲まずには体が持ちませんでした。
改めて青年と実行委員会をつくらないキャンプのしんどさを味わいました。
若いお父さんお母さん、来年もキャンプが続くなら、是非保護者スタッフとして参加していただきますよう今からお願いいたします。
振り返ると反省点は多々ありますが、皆に支えられて今年もキャンプができました。                                   (川本泉美)