NPO法人 緑区子どもサポートセンター
  記念すべき第一回

  「スマグリ!」開催!


                               (2012年6月9日・10日)


6月9日(土)雨、6月10日(日)晴れ、
われらが記念すべき第一回の「スマイルグリーンシティ」は、雨、晴れを両方経験することが出来るという、幸運に恵まれました。
一週間前の日曜日に、子ども達は集まってワクワクしながら看板を作り、後は当日を待つだけ。
「いったい何人くらいの子が来てくれるだろうか?」
今回は何と言っても初めてのことで、大人も子どもも予測のつかないことだらけでした。

その初日、なんとこの日に関東地方は梅雨入りをしました。
バーズモールは朝から雨。
でも、開会式にはちょっと明るくなって、みんなの気持ちもだんだん盛り上がってきます。
子ども店長さんたちも受付を済ませて市民権を獲得、黄色の市民カードをぶら下げてそれぞれの持ち場に散ってゆきました。

しかし、雨は降り続きます。「お客さん、来てくれるかなあ」と大人も子どもも心配でしたが、なんと、受付には長い列が出来ていました!講座では山さんとすあまが遊び方を説明しましたが、どの子も真剣なまなざしで聞いてくれました。

受付、講座の次は職安に行きます。
「何のお仕事してみようかなあ」
子どもはじっくりと選びたいのですが、ついつい、付き添いの親御さんが「あれにしたら?それは無理よ」と
口出しをしてしまうことも多かったようです。
遊びの世界には出来ないことはないのですから、
一人ひとりのやりたい気持ちをじっくりと待ってあげられる大人になりたいですね。

さて、市民カードと職業カードを手に入れたら、いよいよお仕事につきます。
今回の「スマグリ」には職安、銀行、新聞社、清掃局、救護などの公共のお仕事、
また食べ物屋としては、ホットケーキ、ホットドッグ、焼きそばパン、おにぎり、チョコフォンデュ、ジュース屋など、
ゲーム屋は射的、コイン落としなどのお店がありました。

新聞社では初日に3号、二日目は4号以上を出し、
しかも二日目は落し物の写真入り広告やお店の宣伝広告も出していました。
落し物を新聞社で扱っているという噂を聞きつけ、
「○○を落としたんですが」というお客さんからの要望も受け付け、
そのおかげで落し物が見つかって感謝される、というまるで「サービスセンター」のような役割もこなしていたようです。

清掃局ではカッコいい制服を着て、ピンクのほうきとちりとりのセットを持ち、
雨の中も、晴れて暑い日もバーズモール中を駆け回ってお掃除しまくる子どもたちの姿が印象的でした。
ホットケーキ屋では焼いたケーキをひっくり返したり、チョコペンや生クリームでトッピングをするのが楽しそうでした。
ホットドッグ屋はウインナーを焼いてドッグパンにはさみ、ケチャップをかけるという高度な技にみんな真剣に取り組んでいて、
出来上がりもとても美味しそうでした。
焼きそばパン屋は、職人のような手さばきで焼きそばを作っていました。
お仕事を始めると、みんな面白くてはまってしまい、長時間働く子が多いとのことでした。
お握り屋はラップでご飯を握る人、可愛い絵やテープを貼ってお握りを飾る人などの分業になっていました。二日目は売り歩きも頑張り早くに売り切りました。
チョコフォンデュ屋はバナナを切って溶かしたチョコでまぶし、
串にさして売るという縁日ではお馴染みの一品。
暑かった二日目より寒かった初日のほうがよく売れたそうです。

ジュース屋は、初日の寒いときには工夫して温かいカルピスや紅茶も売っていました。
二日目は暑くて冷たい飲み物が大繁盛でしたね。
射的のお店では、初日に意外にあたりが多く出て景品が出すぎてしまい、
二日目は的を小さくするなど、あまり景品が出すぎないように工夫をしていました。

コイン落としのお店では、初日寒くて水の中に手を入れて落としたコインを拾うのが可哀想と思ったのに、
子ども達は嫌な顔一つしないで、むしろ袖口をびしょびしょにしながら楽しんでいました。
また、途中から起業したお店として、病院、ミサンガ屋、スタンプ屋、輪投げ屋、ショッピングセンターなども増え、
どのお仕事にも子ども達は、それはそれは楽しそうに、大きな声を出して精一杯取り組んでいました。

二日間を通して、延べ463人もの子ども達が遊びに来てくれた今回の「スマイルグリーンシティ」は
大きな怪我や事故も無く、無事に終えることが出来ました。
バーズモール商店街テナント会、あすみが丘国際交流の方々には物心両面で多くのお力を添えていただきました。
またあそび塾の保護者の方々、お手伝い頂いた有志の方々にも多くのお力添えを頂きました。
心より感謝いたします。 ありがとうございました。