NPO法人 緑区子どもサポートセンター
   2012年12月15日(土)

  東金高校へキャンドル作りに行ってきました。



電車に乗って東金高校に出発!
切符を買いリュックをしょって電車に乗る子ども達は、ちょっとした小旅行気分。
途中の福俵駅の無人駅に驚き、友達と電車のボックスでおしゃべりすることは、
車の移動に慣れている子ども達にとってはとても魅力的でした。

東金駅に到着すると、東金高校の生徒さんが出迎えてくれていて、歩くこと10分位で東金高校に到着です。
高校の理科室には小学校とは違った物もたくさんあって、小学校とはちょっと違う環境で、
また25名の高校生に囲まれて物作りが出来た事は、記憶の中にずっと残る事と思います。

子ども18名に高校生が25名参加でしたので、ほぼマンツーマン!
油を使うとゆうこともあり、細川先生の高校生への指導や配慮、人数などの心配りを感じながら、
いつもの優しい口調での楽しいキャンドル作りが始まりました。

廃油100mℓに対し凝固剤3分の1(固めるテンプル)・好きな色のクレヨンをきざみ火にかけて溶かし、
各自持ち寄った容器に流し込み固めるもの。
廃油の臭いが気になる人は、アロマオイルで香りづけをしました。
子ども達の感性や好みもあると思いますが、それぞれ違ったグラデーションのキャンドルが出来上がっていき、
色の組み合わせでこんなにも違った物が出来るのかと楽しく見ることも出来ました。

ニモのようなかわいらしい水色と黄色の2色・暖色系3色を使いキャンドルをともしたらきっと暖かい感じがイメージできる物・
色を使わずに廃油そのものの色を使い貝殻を入れて海の中をイメージして作った物・
ケーキをイメージしてイチゴのピンク、チョコの茶色、生クリームの白の3色で最後まで一生懸命作った物・
とっても優しい色を使う子などさまざまなキャンドルが出来上がりました。

また、キャンドル作りと今回のもう1つの魅力は、「高校生と一緒に遊ぶ」ことでした。

キャンドルを作り固めている間の時間に余裕があったので、
子ども達は仲良くなった高校生とたくさんお話をしたり、遊んでもらうことが出来ました。
高校生とストーブの前でずぅーと話している子がいたので何の話題でそんなに盛り上がれるのかと聞いてみると、
漫画のワンピースの問題をだしあっていたようです。
高校生より詳しかったようで高校生も楽しそうでした。
また小さい子はとにかく高校生におんぶしてもらい離れません。
高校生と絵を書いたり紙にゲームを書いて遊ぶ子、
3階まで一緒に走り回り探検する子(一緒に何度も駆け上がった高校生はきっと筋肉痛かな?)
女子会なの?と思うほど話が盛り上がっている子も。
異年齢の子ども達と遊ぶ事が出来てとても楽しそうでした。

自分で持ち寄った容器で作り終わってから、細川先生が海の近くにお住まいとのことで、
貝殻を子ども達に持って来て下さったおかげで貝のキャンドルも出来上がりました。

高校生の中でサポートセンターに興味をもってくれる生徒さんにも出会えることが出来、
とてもいい出会いと経験が出来た事を細川先生への感謝の気持ちでいっぱいです。

細川先生がキャンドル作りを通して一番子ども達に伝えたかった事は、
「油を無駄にしない!!」ことだったと思います。
使用済みの廃油は流して捨てるのではなく、こうのようにキャンドルとして再利用すれば10年持つそうです。
クリスマスには、自分で作ったキャンドルであかりをともし楽しかった1日を思い出してくれると嬉しいです。

キャンドル作りに協力して下さった東金高校のみなさん、本当にありがとうございました。