NPO法人 緑区子どもサポートセンター
  音楽ワークショップ(2012年1月14日)・・・越智公民館にて

   こんな楽器があるんだね!



年が明け、最初の「土曜あそび塾」は越智公民館講堂での「音楽ワークショップ」でした。
東京、鎌倉、そして長崎から駆けつけたのは[ebisu]メンバー3人です。



「私たちの音楽は楽譜がありません。
そのときの気持ちで演奏が変わります。
今日はいろいろな音を感じて楽しんでください」

という挨拶で始まりました。

まずは1曲川本真理さんのピアノとトビウオリアキさんのビオラに合わせて、
入江則夫さんが持ってきたたくさんの楽器を鳴らしました。
そのあと楽器の説明がありました。

世界の楽器 たくさんあるんだ


一番大きいのはジャンベという太鼓。
やぎの皮とアフリカの木でできています。
日本の太鼓と違って手でたたきます。
オーシャンドラムはまるく平たい楽器で中に金属のビーズが入っていて傾けると波の音がします。
レインスティックは細長い形をしていてなかに小石をつめています。
「何の音に聞こえる?」・・・「雨?」「そうだね、雨の音に近い音だね」
「サランラップの芯に爪楊枝をさして、中に小豆を入れて作ることも出来るんだよ」
へ〜ぇ そうなんだ。カリンバは金属をはじくとやさしい音がしました。
小さい音なので音を増幅させる木の箱があって、その上で鳴らすと大きい音になりました。
おう!という驚きの声があがりました。
大人が興味を持ったのが「口琴」
口にくわえて口径を変えるといろいろな音が出ます。
アイヌの人も似た楽器を鳴らします。
ブラジルの楽器はサンバを踊るときに鳴らす打楽器とマラカスのようなシャカシャカ音のする楽器でした。
チベットのお坊さんがお祈りで使うチタンベルは金属の余韻の残る音色でした。
ギロはかえるの形をしていて背中に当たるところがぎざぎざになっており棒でこするとギロギロと鳴りました。

さあ鳴らしてみよう


いろいろな楽器をとっかえひっかえ鳴らしました。
ルールは大切に扱うことだけ。
いろいろな鳴らし方をしてごらん 新しい音に出会えるかも。
子どもに人気はハワイの楽器ウクレレ。
大きさが子どもにはちょうど良いようでポロ〜ンと鳴っただけで
「弾けた」という気持ちになったようです。



オーシャンドラムの波の音も心がゆったりします。
共鳴の木の箱も実は太鼓にもなりました。
たたく場所で音が違います。
家族で参加した幼稚園児の2人は箱の太鼓(?)両方から鳴らしました。
お互いの音を聴きながら実に楽しそうでした。
小さい子ほど自由に感じるまま演奏できるのかもしれません。



パチカは木の実をくりぬいて中に植物の種をつめてある楽器。
人差し指と中指の間にはさんでまわし、二つの実どおしがぶつかることで音が鳴ります。
この楽器は鳴らし方が難しい。
でもこつを教えてもらって鳴らせるようになった子もいました。

一緒に演奏だ!


自分の好きな楽器を選んで、「おはよう太陽」の曲に合わせて合奏しました。
おはよう太陽はebisuのオリジナル曲で、地平線から昇る太陽で草や木、
山や動物が目を覚ますという元気な曲です。
そして楽しい気持ちになる曲です。

「元気いっぱい楽しかったね。
今度は小さい音が出る楽器も音がわかるように
静かな曲を演奏するよ」
ということで「てぃんさぐぬ花」という沖縄民謡にあわせて演奏しました。

最後はebisuの演奏


楽器を鳴らしていろいろな音を知ることも大事だけれども、
自然の音、風や雨も音楽だと思います。
そういう音も「いいな」と感じるように耳をすますことも忘れないでください。
という言葉と共に演奏が始まりました。
入江さんが沖縄の歌「はまさき」を歌いピアノとビオラが演奏しました。

2曲目は新月の夜に生まれた曲「風カケル」入江さんが曲の最初にモンゴルのホーメイをしました。
躍動感あるビオラとピアノ、そしてジャンベのリズムが印象に残るすばらしい曲でした。

あっという間の時間でした。
楽器を鳴らすことと同じくらいebisuメンバーの交流が楽しかった。
暖かいふれあいの時間をありがとう!!