NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  千葉大学の留学生とおやつ作り!


                                            (2011年2月)


千葉大学ではたくさんの留学生が勉強しています。
今回は留学生の皆さんと千葉大学の日本人の学生さんと一緒に、
おやつを作り、楽しい時間を過ごしました。
おやつは2種類、中国の「胡麻団子」と、ドイツのクッキー「プレッツヒェン」です。
「プレッツヒェン」はドイツではクリスマスに欠かせないクッキー。
おなじみの「胡麻団子」も、何か本場のこだわりがあるのでしょうか・・?

あそび塾登録の子ども19名に加え、一般参加の子どもたち18名で、
37名の子どもたちがあすみが丘プラザの調理室に集まりました。

留学生の皆さんは9名、中国、ドイツ、アメリカ、メキシコ、カナダから。
6つのテーブルに分かれて、3グループづつ、
「胡麻団子」と「プレッツヒェン」をそれぞれ作りました。

子ども達は最初は緊張したものの、
留学生が日本語がとても上手なのが分かると、
次々話しかけたり、ちょっかいを出したりいつもの調子。
和気あいあいとおやつ作りは進みました。

中国の「胡麻団子」は、白玉団子の中に胡麻餡が入っているもの。
白玉団子の粉を使うのですが、まずは粉をふるいます。

「粉をサラサラにしないと、なめらかなお団子にならないから。」と、
中国から来たテイさんとキョウさん。
ふるった粉に熱湯を入れて、こねます。
お湯の入れ方は、二人とも大胆。
計量カップで測ったりせず、おなべからドボドボ注ぎます。
こねるのはとってもとっても丁寧に、そして念入りに・・。
出来上がったお団子の生地に胡麻餡を包んで丸めて、後は白玉団子と同じ要領で。

ドイツのプレッツヒェンはバターと砂糖をたっぷり使います。
クッキー作りの要領で生地を作り、平たく伸ばして型抜きします。

大き目の型と小さ目の型を準備、大きめの型でくり抜いたもの2枚、
そしてそのうちの一枚に小さめの型でくり抜き、「穴」をあけます。
「きれいに厚さをそろえてね。」、「(クッキー生地の)端から順番に並べて型抜きして。」と、
ドイツから来たデイビットさん。
「お料理が好きなんですか?」と質問したところ、
背がう〜んと高い金髪のデイビットさん(男性)は、
「ドイツではクリスマスにはいつもこのクッキーを家族と作ります。

日本でも自分で時々料理します。」と言われました。
子どもたちが粉で遊んだり、生地をコップにつめて大笑いしていたりするのを
笑顔で見守りつつ、せっせとプレッツヒェン作りに取り組んでいました。

焼きあがってくると、部屋中に甘〜い香りがたち込めます!幸せ〜!!
次々に焼き上げて、少し冷ましていよいよ仕上げです。

ストロベリーやブルーベリーのジャムを、大きなクッキーにのせて、
上に小さい型のくり抜きがあるクッキーをかぶせます。
「ジャムはクッキーの真ん中に盛ってね。」とデイビットさんの指導がはいります。
子ども達も「わかりました。」という顔でまねします。

型抜きされた「穴」から、ジャムがこんもり顔出す、
本場ドイツの「プレッツヒェン」が出来上がり!!

出来上がった美味しそうなおやつはテーブルに並べられました。
胡麻団子とプレッツヒェンをみんなで分けていただきます。

順番に並んでお皿に取っていきますが、「どれにしようかな・・。」、「大きいのが食べたいな。」
子どもたちのお菓子を選ぶまなざしは真剣。
テーブルに着いたらみんなで頂きます!!

どの顔も美味しくて笑顔でした。
留学生や学生さんといろいろ話して、楽しい会話が聞こえてきました。
時間はあっという間に過ぎて、おやつを食べたらさよならです。
楽しく美味しい国際交流(?)の時間でした。