NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  今年もついたよ!『お餅つき』


                                       (2011年12月10日)


( 参加者:33名  スタッフ10名 )

今年も土曜あそび塾12月は、大椎台自治会館にて、
プロジェクト・とけの皆さんと一緒に、恒例のお餅つきをしました。

前日までとても寒くて、みぞれが舞うような日だったにも関わらず、
当日はとても良いお天気で、自治会館のテラスは暑いくらい。
あそび塾のみんなは本当に心がけが良いのですね(笑)

さて、始めにプロジェクト・とけの方にお米の話、千葉県や土気に関するお話を聞いて、
みんな、ちょっと賢くなりました。
残念ながら、今日これからつくお米は、
みんながあそび塾で田植えをしたり、稲刈りをしたりした田んぼのお米とは違い、
プロジェクト・とけの方々が育てて下さったお米ですが、
お米を作る、収穫する、頂く、という一連の食に関する体験をすることが出来たことは、
あそび塾のみんなにとって貴重なことだったと思います。

お話を聞いた後、さあ、つくぞ!と意気込んだみんなでしたが、
プロジェクト・とけの小父さま方はなかなかゴーサインをくれません。
お米がふけるまでには時間がかかるのです。

男の子は特に、気持ちがはやり、早くあの杵を持って、ぺったんぺったんとつきたくてたまらない!
はじめの二回分のお餅は、参加してくれたお父様方や山さんについてもらいました。
お父様方も、杵と臼で本格的につくのは初めての様子で、
最初はちょっとぎこちない感じのつき方でしたが、
回数を重ねるうちにだいぶ慣れた腰つきになってきました。
でも、次の日は筋肉痛では無かったですか?

三回目あたりのお餅から、あそび塾の子どももやっと出番です。
子ども用のちょっと小さい杵で、一人10回づつ、順番を守って慎重につきました。
さっきまでにぎやかだった子どもも、真剣な表情でつきますが、
お父様方の時のようないい音はなかなか出ません。
お餅つきは何度目かの子も、初めての子も一生懸命でした。


つきあがったお餅は手早くちぎって丸めます。
ここは主に女の子とお母様方にお手伝い頂きました。
片栗粉をまぶして手のひらでコロコロと丸めるのは子どもは大好きですよね。
粉の感触が楽しいのか、丸めるばかりでお餅はつかなかった女の子もいましたし、
真ん中にいる子が全部丸めてしまい、端の子にまで行き渡らなくて苦情も出ていました。
お餅は餡子、きな粉、大根おろし、ごま味の4種類、他にお雑煮もあり、
お腹ぺこぺこになった子ども達はぺろりと平らげました。今回は弟、妹さんの参加もたくさんあり、
小さい子には食べられるかな、と思いましたが、いろいろな味のお餅があったので、
どの子も満足して食べていた様子でした。


一昔前までは年末の大事な年中行事だったお餅つきですが、
今は電動式でも作る家は珍しいくらいですよね。日本の大切な季節の行事ですが、
道具をそろえるのが大変だったり、つくための準備が大変だったり、
何より経験のある大人が減ってきている現実があります。家族単位でするのは大変ですが、
プロジェクト・とけのような経験豊富な小父さま方に準備して頂いたり、
あそび塾の子どもやお父様お母様にお手伝い頂いたり、
と皆様のご協力のおかげで今年も楽しくお餅つきを経験することが出来ました。
ありがとうございました。