NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  コマ回し


            (2011年1月)



2011年幕開けの土曜あそび塾は、一昨年、昨年に引き続き「コマ回し」を楽しみました。
今回は3年目で、コマ回しが初めての子どもとそうない子どもがおり、
それぞれ今年はコマを回せるようになることはもちろん、
コマ回しの簡単な技にも挑戦する目標を立てました。

コマが配られ、ひもの準備をしてひもの巻き方と投げ方を教えてもらいました。
さあ、あとは実践です。
元気よく駐車場に出ました。

お天気がよく、暖かい冬の日差しの中で、元気にコマを回しに挑戦しました。
コマをまわせる子どもたちは早速、自分の腕を確認するかのように回しはじめました。

勢いよく回るコマを見て初めての子どもたちは自分のコマが回る場面を想像したことでしょう。
真剣な眼差しでコマにひもを巻いていました。

でもひもをしっかりと巻くことはむずかしく、
なかなかまわせる段階にいきませんでしたが、
失敗を繰り返しながらも根気よく挑戦しました。

男の子たちを中心に「長生きゴマ」で遊び、誰が一番長く回っているか、
お兄さんやお姉さんを交えて挑戦していました。

またコマ回しをした事のある女の子の中には回し方のコツをつかむと、
「チリとり」という床で回っているコマを下敷きで取り上げる技に挑戦し始めました。

初めての子どもたちはさらに投げ方のコツをつかむまで何十回も挑戦して、
初めてコマが回った時には最高の笑顔を見せてくれました。

どうしてもひもをうまく巻けない子どもには大人が手伝ってあげて、
コマをまわす楽しさを体験させました。

たっぷり遊んだ後はお汁粉とミカンのおやつをいただきました。
お汁粉の甘さとお餅の食感は格別でした。
お汁粉のおもちは1年生の女の子が中心に作ってくれました。
「粒々のあんこのお汁粉は嫌い。」という子どもが多いのでトロトロのお汁粉にしましたが、
お餅だけを食べる子も何人かいました。
おしるこ、家庭での出番も少なくなったのかな〜とちょっと寂しく思いました。

おやつを食べながら3月のあそび塾『子ども企画』の話し合いをしました。
何をしたいか、みんなで希望を出し合いながら、活発に話し合いました。
「冬祭りをしよう!」、
「遠足で遠くへ行きたい。」、
「秘密基地を作ろう!!」、
「パズルを作る。」、
「雪合戦みたいに新聞紙を丸めて投げ合う!!」・・・。
3月のあそび塾は盛りだくさんの企画になりそうです。

ごちそうさまの後は、日も陰り少し寒くなってきたのですが、
そんなことなど何のその、みんな元気にコマ回しをしました。

もくもくと挑戦して初めてコマをまわせた子ども、
「ちりとり」に挑戦してできた子ども、
「手のせ」を体験した子どもなど様々でしたが、
「長生きゴマ」で勝負がつくたびにあがる歓声が響く中、徐々に日が傾いていきました。
残念ながらコマをまわせなかった子どもがいましたが、
みんなが根気よく、集中して遊んだ楽しいコマ回しのひと時でした。