NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  泥まみれで頑張ったおばけ屋敷


                              (2010年8月28日)


8月最後の土曜日(28日)、今年で3回目となるおばけ屋敷が開催されました。
事前に準備状況を聞くため電話をすると「まだ準備していない。」という声もありましたが、
「もう準備万全!とっくに出来てる!!」とか「なんだかいろいろ工夫して考えているみたいです。」
など子どもたちの期待感が伝わってくる返事が多く聞かれました。
「洞窟を作ってみたい」と事前に事務所に集まった女の子たちは、
設計図をもとに大きなダンボールの洞窟を作り、楽しい時間を過ごしました。

当日、おばけ役の子は6時集合でしたが夜に集まるということで、
すでに子どもたちは興奮状態。「今からマント着ていたら暑くて疲れるよ。」
と言ってもみんなパワーはおさまらず、7時近くなった頃には「あっ、懐中電灯忘れた!」
「この絵の具どうしたらいいの?」「ガムテープがなくなっちゃた〜」と大騒ぎ。
10分遅れの開場となりました。

ラシャ紙で真っ暗になった室内に入るとまず入り口付近には、
トイレットペーパーを巻いたフランケンシュタインやドラキュラたちが出てきてお客さんを脅かします。
黒い幕の奥には箱に入った箱おばけが光を当てたり、霧吹きで水をかけたり、足元をモップ状の棒で攻撃してきます。
ヘビを沢山つけたメフィーサ(?)やマントのおばけも襲いかかります。
静かな住宅地に子どものお客さんの「ギャ〜!」という叫び声が響きました。
次の部屋には浴衣姿の座敷わらしのようなちょっと可愛いおばけたち、
でも今年は一段とパワーアップした生首の出現にちいさい弟や妹のお客さんは大泣きしてしまいました。
不気味な光を放つ大きな箱おばけから逃げると最後は洞窟を通らなければなりません。
「うわ、なんかぬるぬるするよ!」「冷たいよ。」という声がきこえます。
洞窟にあけた穴から霧吹きで攻撃され、こんにゃく・しらたきの上を歩かされたお客さんはみんなへとへとになって、
でも「おもしろかった〜」と言いながら帰っていきました。
でも今年のお客さんはなんと51名。
後半になってくるとフランケンシュタインのトイレットペーパーなどみんなの衣装はほとんどとれてしまい、
お客さんが入ってくるとおばけたちがゾンビのように襲いかかる状態になってしまいました。
準備時間からパワー全開だった20名の子どもたちは本当に疲れたことと思います。
頑張ったね。