NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  みんな泥んこ! 田植え体験!


                                   (2010年6月)


6月はあすみが丘の田舎にある小山町の谷津田に田植え体験に行きました。
住宅街を抜けると自然豊かな田畑が山沿いに広がっています。
のんびりと鳥のさえずりが聞こえてくる田んぼで田植え・・のはずが、
当日はあすみが丘小学校と、大椎小学校の五年生の児童が合わせて30名くらい遊びに来ていて、
とてもにぎやかな田植えになりました。

あそび塾からも家族参加も含めて31名の参加がありました。
谷津田の泥深さに子どもも大人も歩きづらく最初は戸惑っていました。
転びそうになりながらも谷津田に住む希少な生物、「ホトケドジョウ」や「アカガエル」を観察したり、
柔らかな泥の感触を楽しんで歩き回ったりしていました。
「アカガエル」には吸盤がありません。
ですからコンクリートの壁は登れないのです。
最近は川や池の周りがコンクリートで固められた水場が多くなり、
土の壁しか登れない「アカガエル」は住む場所が狭められてしまいました。
この谷津田には小さな小さな「アカガエル」が沢山いましたね。

一列に並んで田植えの始まり。
今回植えるのは、「緑米」というもちもちした古代米です。
田んぼの端から端に渡したロープに沿って苗を3本くらいを一束にして苗を植えます。
あまり深くなく、しかもしっかりと根を泥にもぐらせるために手を添えて植えます。
なかなか難しい・・。
一歩動くのも足をとられてふらふら、ふらふら・・。
それでも上級生の子ども達は段々慣れて、手早く上手に植えられるようになりました。
 
男の子達は、あすみが丘小、大椎小の子ども達に混じって泥合戦に参戦したり、
自分達で泥遊びを始めたり、田植えはそこそこに田んぼを楽しんでいました。
が、どろんこ具合のすさまじさと言ったら・・!      

田植えが終わる頃、冷たい雨が降り始めてしまいました。
体が冷えて、雨の降る中大急ぎで着替えました。
6月の雨にしては、予想外の寒さ。

田植え体験は初めての子どもも多く、また泥深い谷津田でのどろんこ遊びも新鮮だったようです。
今回のあそび塾で小山町の自然に興味をもっていただけたり、
稲の育っていくのを楽しみにまた来たいという感想もありました。
私達の植えた苗が無事に立派な稲穂になり、たくさんのお米がとれるよう、成長を見守りたいですね!