NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  行ってきました!博物館


                                     (2009年9月12日)


土曜あそび塾、9月12日(土)は「博物館へ行こう」という催しでした。
当日はあいにくの曇り空、今にも降り出しそうなお天気でしたが、
みんなの願いが通じたのか、何とか一日持って、雨具のお世話にはならずに過ごせました。
また今回はみんなで電車やバスを乗り継いでの旅、普段は自家用車で動くことの多い子ども達には、
良い機会となったのではないでしょうか。

さて子ども8人、大人5人で土気駅10時24分発に乗り、蘇我駅で降りて、
そこから路線バスにゆられること10分ほどで着いたのは、青葉の森公園の入り口です。
今日の目的、千葉県立中央博物館は、ここ青葉の森公園の中にあります。

はじめは博物館の手前にある「生態園」で体験シートを使う「森の調査隊」をします。
この「生態園」は野外の博物館で、房総半島の森林や草地の姿を観察できるように、
自然の生態系を模して再現してあるコースです。
1周約20〜30分のコースで入り口には、オリエンテーションハウスがあり、解説員の方が常駐しています。
私たちが到着すると待ち構えていてくださり、子ども達にも優しく説明してくださいました。


さて、いざ「森の調査隊」に出発!
体験シート片手に園内をゆっくり観察するはず…だったのですが、
それでなくとも薄暗い林の中、今にも降り出しそうな湿度の高い天気でしたので、蚊の多いこと!多いこと!
長袖長ズボンはキャンプの時でなくても必要な装備であることを改めて思い知らされました。
特に半ズボンの子は、アッという間に蚊の餌食になってしまい、
かゆくてかゆくってゆっくり観察することが出来なかったのが残念でした。

しかし、グルグル巻きの蛇のような木が巻きついている様子とか、
大きなカタツムリとか、普段はお目にかかれないものにも出会いました。

コースの途中に「野鳥観察舎」という屋舎があり、
蚊の猛攻からも逃れてみんなで行ってみると望遠鏡がたくさん設置してあり、
ここにも優しい解説員の方がいらして、舟田池に遊ぶカモなどの生物を見せてもらいました。
白鳥もいて、止まり木の上にじっとしていてくれたのが印象的でした。

さて、「生態園」の体験が終わり、次はいよいよ博物館に移動してお昼ご飯とおやつも頂きました。
博物館では、みんな自由行動となるため、3つのお約束をしました。
それは@走らないA触らないB騒がない、の3つです。

館内にはあまり見学者もおらず、静かなので
大きな声を出したり騒いだりすればすぐにわかってしまうほどでしたが、
決してそういう事は無く、まあ、ひとつ所にじっとして見学する、
というのはなかなか難しかったですが、みんなそれぞれにお気に入りの場所を楽しそうに回っていました。

地学、生物、海洋、歴史などの部屋を順に回り、
う〜ん、集合時間までみんな飽きずに見て回れるかしら…と心配しだした頃、
「体験学習室」という、触ってもいい、騒いでもいい、という部屋を見つけました。
中でも制限時間が来ると、バラバラと音を立てて崩れてしまう立体パズルに男の子達ははまって、
何度も何度も作っては壊れるをキャーキャー騒いで楽しんでいました。
女の子や大人は置いてある本を読んだり、絵を描いたりしてまったりと寛ぎました。

そこにある本に「生態園」の生物についての小冊子があり、
だんご虫のウンチは四角い、という記述にびっくり!
まあるいだんご虫から四角いウンチが出てくるのは何故?
今度だんご虫に会ったらゆっくり観察してみようと思いました。
皆さんはご存知でしたか?

帰り道はまた、バスと電車を乗り継ぎ、4時前には土気に帰着。
乗り物の中でも騒いだり、行儀の悪い子もいなくて、切符もなくすことなく、
無事に帰れたことが何よりでしたが、お天気がもう少し良ければ公園で遊んだりもできたかも知れません。
もしまた、家族などで行く機会があれば、お天気の良い日に公園で遊んだり、
生態園もじっくり観察したり、一日飽きることなく過ごせる場所だと思いますので、是非いらしてみてください。