NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  世界にひとつだけの
        手作りおもちゃ


                             (2009年6月6日)


6月6日(土)の「土曜あそび塾」は佐倉市の「アトリエ・そうわーくす」から
奥津友子さんとパートナーの輝久さんに来ていただきおもちゃ作りをしました。
先生ではなく「友さん」「輝さん」と呼んでねとのあいさつがあり、
活動中は何度も子どもたちから「トモさ〜ん」「テルさ〜ん」と声がかかりました。
先ず初めに二枚の板がでてきました。

何が違うのでしょう。
両方とも木の板に見えますが、重さも匂いも違います。
片方はフローリングで使う板です。
木目もあり、本当の木の板のように見えますが、フローリングの板は石油からできていたのです。
今日、子どもたちが使う板は杉の木を切ったものです。
1枚の板と4本の細く切られた板(棒)が配られましたが、
まずは、紙やすりで断面をきれいにしなければなりません。
低学年の子どもたちには難しく根気がいる作業です。

それでも、みんな一生懸命板にやすりをかけ続けました。
その集中力には奥津さんも驚くくらいでした。
1時間以上かけて、荒く削られていた板はまな板のようにすべすべになりました。
「自分の肌と同じくらいになるようにね。」
奥津さんの言葉に、みんな板と自分のほっぺたを比べます。
やすりがけが終わったら、板の上をビー玉が転がるように、
細い木や木の実・まつぼっくり・木の枝などをボンドでくっつけます。
階段のようにビー玉が落ちていくのやどの隙間にビー玉が落ちるか予測不可能な物など
一人ひとり工夫やアイデアが伝わってきます。
木の実や枝をつけると個性が感じられ、逆に飾りはつけないと決めた子もいました。
最後にできた作品をみんなで見ました。
「見本や他の人のとちがっても、自分の考えを大事にね!」
とテルさんが言ってくれました。
素敵な大人との出会いも土曜あそび塾の魅力です。