NPO法人 緑区子どもサポートセンター
  

    〜春合宿〜

   劇の観賞と野外炊飯の2日間


                          (2009年3月28日・29日)


平成21年3月28、29日の2日間にわたり、「東金青年の家」において恒例の春合宿が開催されました。
今回は、子ども24名、青年3名と大人5名の参加となりました。

東金青年の家に到着後、まず施設利用に関するオリエンテーションを静かに聴きました。
さあ春合宿のプログラムの始まりです。

みんなの名前を覚えるゲーム「やおや」で楽しみました。
グランドに場所を移して、春合宿劇場の始まりです。
プロローグの紙芝居をみるとどうやら「白雪姫と7人のコビトたち」のようです。
赤、緑、黄、茶、青、ピンク、オレンジの7人のコビトが白雪姫を助けるために子どもたちに協力をお願いしました。
まずはしっぽに書かれた具材を集めてカレーを完成させる「カレー食材しっぽ取り」。
たとえしっぽをとられてもあたらしいしっぽをつけて何度でも楽しめる新しいスタイルのゲームでグランドを駆け回りました。
王子様が助けることができると聞き、王子を見つけるために「中あて」をしましたがダメでした。
さらに助ける方法を探す旅に出るために鉄道を作る「鉄道建設」、キップを手に入れるための「Suica関所破り」をしました。
コビトの赤が何とか子ども達の協力で無事に旅に出られたようです。
たくさん遊んだのでおなかもすいてきました。
荷物を部屋に運んで自分たちのベッドを作りました。
さあ夕食です。
みんなおなかがペコペコだったようで残さずにしっかりと食べました。
おかわりを頂く子どももたくさんいました。

さて夕食後はお楽しみの夜プログラムです。
少し寒い夜でしたが、近くの神社までのナイトハイクをしました。
肝試しと違っておどかす用意は無かったのですが、道が暗いために結構怖かったようです。
青年の家に戻ってからは体育館で1日目のメインである高校生により劇を観賞しました。
また7人のコビトたちが登場しました。
どうやら毒リンゴで死んでしまった白雪姫を生き返らせたいと奔走しているようです。
いろいろな手を尽くして、遠くまで生き返らせる方法を探しに行ったコビトもいましたが、結局失った命はもどりませんでした。
でも、そこからまた新しい命の木が生まれ、「命とは」を考えさせられるようなシリアス?な内容でした。
  
次に体育館でのコートを使った「ドッジボール」を楽しみました。
屋内でのドッジボールにみんな興奮したようで、
気がつけば小学生も中学生も高校生も遊びを忘れてスポーツと化していました。
ボールがキャンディーボールで軟らかいとはいえ
小学生には勢いのあるボールは怖かったと思いますが、負けじと頑張っていました。
一方のチームが全員当てられて終了となりました。
これで1日目のプログラムはすべて終わり。
夜食のパンと飲み物をいただき10時に就寝しました。

2日目:
6:50起床、部屋と館内分担場所の掃除をした後に朝食をいただきました。
荷物を移動して、いよいよ野外炊飯で昼食作りの始まりです。
メニューは「ハンバーグ」と「けんちん汁」です。
高校生の指示に従って、食材の準備とかまどの準備に別れて取り掛かりました。
まき割り・かまどと調理に分担して、
いずれの場面でも小学生のめんどうを中学生や高校生がしっかりと見て、
怪我もなく順調に料理が出来上がっていきました。
  
ほぼ予定通りに出来上がり、グループごとに食べました。
いずれも美味しくできたようですべて完食。
  
キャンプの精神の一つの「できた料理は残さず食べる」が実践できました。
お腹いっぱいになった後は後片付けです。
 
かまどの片付けと洗い物、資材の返却をしましたが、
分担をしたことを終えた子どもたちが終わっていない作業を手伝うことがなかったことが反省点でした。

午後の遊びはまず「陣取り」。
つづいて好評の「ドッジボール」でもう一度遊びました。
 
これで残念ながら今年の春合宿はおしまい。
みんなバスに乗って「東金青年の家」を後にしました。
今年はゲームに工夫があり、高校生の成長がうかがえました。
初参加の子どもたちも楽しんで、また参加したいと言ってくれた春合宿でした。