NPO法人 緑区子どもサポートセンター
  

  おゆみ野の森で秋をみ〜っけ


                                     (2008年9月)


いつもの昭和の森や木の間ではなく、おゆみ野で野外活動を行ないました。
緑区の端、京成「学園前」駅の目の前におゆみ野の森があります。
そこでは森を守るために「おゆみ野の森みんなで育てていこう」の会が毎月活動しています。
会員の家族が一緒に雑草を刈ったり、
蕎麦やひまわりの種まきをしたり、
竹で食器を作って流しそうめんを食べたり、
土器を作ったり活動はさまざまです。
そしてそういうことが得意の人が何人もいて、
その中の一人「森の遊びの達人」斉藤さんに講師になっていただくことができました。

おゆみ野の森はなんと住宅やマンションに取り囲まれています。
元はたくさんの自然があったところ。
残り少ない自然を探すためにおゆみ野の森を飛び出して「地図づくり」をしながら歩くことになりました。
目印になる物には名前を付けていきます。
学園前の駅からスタート。
駅の三角の屋根は「ピラミッド」と名前をつけました。
結婚式場(まさに式の最中)の横をとおりトンネルを抜けると住宅街です。
住宅街の中でも空き地にはどんぐりや葛を見つけることができました。
田んぼがあってちょうど稲刈りをした後、稲がおだに掛けられていました。
古代米、赤米は近くの学生が育てているとかでちょうど稲の花が咲いているところでした。
稲の花を虫眼鏡で見ました。
近くには大百池が。
池にはガマの穂がたくさん生えていて小学生が魚を捕まえようとしていました。
ブルーギルなど外来種の魚を放すと、もともと棲んでいるめだか等がいなくなってしまうとの事です。

大百池公園に上っていくとそこは大きな木がたくさんある森になっていて、
斎藤さんは「ここから地図を頼りに、最初のおゆみ野の森まで相談しながら帰ろう」と難問を出しました。
来た道を帰ると時間がかかってしまうということで、子どもたちは近道を発見しようとします。
しかし高い木ばかりの大百池公園の外に出るだけでも大変、道がわかりません。
散々迷って住宅地に降りていった先は方向が怪しくなっています。
「迷った時はだいたい右に進むといい」という斎藤さんのありがたいヒントで帰りつくことができました。
2時間半歩き、いちじく、柿、栗の木を見つけ、コスモスを見て秋の気配を感じることができました。