NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  「ひっつみ」でお腹がいっぱい!

  
                    自然満喫塾 昭和の森にて (2007年11月23日)


ここ何年か、中学生が企画、進行をしていた「自然満喫塾」。
今年も中学生有志が「企画したい」と手を上げました。
1日中の進行は自信がないとのことで、
中学生は午後から、午前は理事4人で知恵を出し合いました。
寒い時期の活動なので、ご飯作りは温かい物がいいね・・・
という事でメニューは岩手の郷土料理「ひっつみ」を考えました。

すいとんの様に小麦粉を練ったものが主食として入ります。
でもちょっと物足りない。
やっぱりご飯も炊こう。
そしてお楽しみとして北海道の郷土料理「ちゃんちゃん焼き」もいいね、という事で決まりました。
この豪華メニューを知ってか知らずか、参加者は昨年よりも10人も多く、
どんぐり、南天、すすき、ゆず、紅葉と秋にちなんだ風情ある5グループに分かれ昼食作りがはじまりました。
コック長は理事の大多和さん。
コック長の指導の下小麦粉に塩と水を加えてこね合わせひっつみの準備。
幼稚園児も手を粉だらけにしながら頑張っていました。
薪割りは小学4年生以上の子が、ベテラン高校生の山さん、わたちゃんの指導を受けて割りました。

キャンプで経験した子はさすがに慣れていて、経験の積み重ねって大事だと改めて感じました。
鶏肉、人参、大根、ごぼう、糸こんにゃく、ねぎ、しいたけなど切ってなべで煮て味付けは醤油。
煮立ったら小麦粉をひっちぎってなべに入れて火が通ったら出来上がりです。
飯ごうで炊いたご飯もよく炊き上がりました(黒米入り)
どのグループもすぐに火がつき同じような時間に出来上がりよかった。
理事の山倉さん手作り、お楽しみ「ちゃんちゃん焼き」もおいしく出来上がり、みんなでいただきます。
 
午後は1年生のサマー、なっこ、ひい、
そして部活の練習試合から駆けつけた2年のたま、中学生有志のさわやか4人組が進行をしました。
幼稚園児も楽しめるようにと考えた、「鉄道建設ゲーム」
身に着ている物をつなげて長さを競うゲームです。
寒さに身をすくめながらも勝つために上着を脱いだり芝生に寝転んだりしました。
しっぽ取りゲームは相手のしっぽを取りながら自分のしっぽは取られないようにする油断禁物のゲームです。
楽しんだのは小学生、たくさん走って体がホカホカ。
過激なゲームで有名な「人間狩り」も行いました。
2グループに分かれて、一方が抱き合いながらみんなで団子状になります。
それをもう一方が時間内にはがしていくのです。
めがね、帽子、マフラーはあらかじめ取っておくことが必要。
小学生から大人までもれなく楽しめるゲームです。
初めて参加の人も楽しんでいました。
人との密着度が、寒い中良かったのかも。

そして人気のドッジボール。
中学生以上は左手投げのルールで幼稚園生から大人までみんなで夢中。
ドッジボールは何十年ぶりかというお父さんもいたのではないでしょうか。

最後は恒例の「12月」
ギター演奏はゆいと山さん2人で盛り上げます。
「1月生まれのあの人に送ってあげたいものがある、
すてきな友、すてきな夢、すてきな恋と青春を」みんなで手をつないで歌を歌いながら
その月に当たる人が前に出て回ります。
何回やってもあきないのが不思議、そして魅力。
最後は「今日楽しかった人」で全員が前に出ました。
この日初めて会った人と協力してご飯を作り、一緒に遊んで、また今度ねと約束して別れました。
薪を燃やしてのご飯作りはわくわくするし、大人も一緒になっての集団遊びはまた新鮮。
下は4歳から上は50歳まで楽しく過ごすコツは「対等感」と「安心感」です。