NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  村田川には絶滅危惧種の
       アカハライモリがいたよ!

  
            「村田川ウォッチング」 参加者15名 講師:鈴木さん・高山さん (2007年11月)


集合場所の越智小学校から、のんびり歩いて30分。
村田川への道は、黄色や赤に紅葉した木々やススキなど秋を感じさせる景色がいっぱです。
牛を飼っているお家や、樹齢100年はとうに超えているだろうと思われる大きな木があったり、
まるで昔話にでてくるようなほのぼのとした景色の中を歩いてまずたどり着いたのは「かいがら山」です。
大昔、東京湾が隆起してできたので、貝の化石が見られる「瀬又の貝層」として地学上貴重な場所です。
急な斜面は登れませんでしたが、大昔の貝殻の化石を沢山見ることができました。


さらに10分程田んぼの中を進み、湧き水の中の生き物を探すと、なんとアカハライモリを発見!
しかも4匹もいました。
アカハライモリは絶滅危惧種の生き物で、それを見つけることができるというのは大変貴重な体験なんだそです。
透明な容器に入れて下からお腹を見ると
「あっ!血だ!」
という子どもからの驚きの声があがるほど毒々しい赤いお腹でした。
アカハライモリは14℃の川の水の中にいるので、私たちが素手でさわったりすると
大やけどをした状態になって、すぐに弱ってしまうことを教えてもらいました。


きれいな湧き水の中でしか生きられないことから、愛知万博のシンボルマークにもなったホトケドジョウも見ることができました。
誰も捕まえた生き物を持って帰りたいと言わず、自然を守ることの大切さを実感した1日でした。