NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  忍者修行  


                    


「忍者修行」は 胸がドキドキしたよ! 12月7日(日)大木戸小学校にアフタフバーバンを招き
「忍者修行」を行いました。
午後1時、まだ開演30分前の寒い体育館前に子どもたちが続々と集まり始めました。
受付を済ませ、名前のテープを胸に貼り、持参した風呂敷を忍者のように頭に巻くとそれだけで、
すでに子どもたちは忍者の気分。
少しの緊張感とこれから何が始まるんだろうという期待で、からだ全体からワクワクした気持ちが伝わってきます。


アフタフ・バーバン「扉よ、開け!」
実はこの日の午前中、
体育館にはアフタフバーバンのキャスト4名と大人スタッフ13名が集まっていました。
忍者修行の打ち合わせかと思いきや、いきなり「1月から誕生日の早い順に並ぶ」という修行。
忍者なので3秒で並ばなくてはなりません。
次は「手の暖かい順に並ぶ」という修行。
誉田から自転車で駆けつけたパパの手がほっかほかでダントツの一位でした。
次々と修行が続きます。
大人スタッフはサポートセンター理事・あそび塾のお母さんお父さん・青年・中学校の先生など
初めて顔を合わせたメンバーばかりでしたが、あっという間に仲良くなってしまい、みんな笑ってばかりいました。
アフタフバーバンはアラビア語で「扉よ、開け!」という意味です。
その言葉通り私たちの「心の扉」もあっと言う間に開いてしまったようです。


体育館は忍者屋敷!
 さて、1時半になると「忍者修行」の開演です。
いつもの小学校の体育館はいつの間にか忍者のからくり屋敷のような雰囲気になっていました。
アフタフバーバンの4人は松の木やお地蔵様に変身するなど、コミカルで機敏な動きはさすがプロ。
一気に子どもたちの気持ちをひきつけます。
いつもの「忍者修行」は低学年・高学年と分けてやるため、
今回のように年長さんから小学6年生までの子どもたちをまとめるのは難しいのではないかと心配していましたが、
初めから子どもたちの気持ちがひとつになっていくのがわかりました。
3~4人のグループに分かれた子どもたちは、いろいろなものに変身します。
岩になった子どもたちはアフタフバーバンのメンバーに剥がされないように、必死になって固まります。
子ども達の心はどんどん忍者になっていきました。


関所越
えー子どもの発想力にびっくり!  今年は校庭に出て「関所越え」という修行にも挑戦しました。
3~4人のグループごとにアフタフバーバンから指令を出されたお宝をまず探し出します。
でも、校庭には黒忍者がいて捕まったら大変!
すると6年生の男の子たちがいきなり「カ~カ、カ~カ~!」カラスに変身して
お宝を探しに校庭に飛び出していきました。
恥ずかしがるかと思っていた6年生男子が…!対照的に1年生の女の子たちは、
黒忍者が怖くて石になってばかりでなかなか前に進めません。
それでもなんとか全員が大なべ・ギターケース・パイプ椅子・ハンガーかけ・バランスボールなど
大きな宝を見つけて持ち帰りました。
これから何か所かの関所を通らなくてはいけません。
関所には忍者がいて、お宝が見つかると奪われてしまいます。
最初のグループは大きな鍋ではなく「これは太鼓だ」と関所の忍者に言います。
大きな背負子を逆さに持った子は「これは『カナダ産の大太鼓』」と言います。
一緒のグループの子が笛を吹く真似をして『おもちゃのチャチャチャ』を演奏しました。
次のグループはすだれを海苔にみたてて、海苔巻きを作りました。
巻かれた子どもはご飯やかんぴょうになっています。
子どもの発想は本当にすごいなぁ!

3年越しのチャンバラ対決。
大人チームのリベンジなるか・・・!  「忍者修行」の最後は大人vs子どものチャンバラ対決です。
これまでの対戦は2009年の3戦と2010年の3戦ですが、全て子どもの勝利。
しかも、あっという間の秒殺でした。
今年の大人スタッフは絶対勝つぞ!と集まった精鋭揃いです。
綿密な作戦をたて、「エイエイオー!」と気勢をあげ、臨んだ結果は・・・・残念ながら3連敗でした。
でも、あと一歩という惜しい3戦でした。
子どもが輝いていた本当に素敵な1日でした。