NPO法人 緑区子どもサポートセンター

  県立東金高校に行ってきました

                                              (2012年2月4日)



2月4日(土)「土曜あそび塾」18名の子どもたちと県立東金高校に行ってきました。
いつも自然観察などでお世話になっている細川隆先生に実験のご相談をしたところ、
「はっぱの葉脈標本作り」と「紙漉」のご提案をいただき、
場所も東金高校を使わせていただくことになりました。

みんなでおんなじ電車でいきました!


当日はみんなで待ち合わせをして、本千葉駅・鎌取駅・土気駅から同じ電車に乗りました。
電車に乗ることが少ないせいか、特に低学年の子どもたちは楽しそう。
一番後ろに乗ったこともあり、車掌さんに手を振ったりとてもウキウキしていました。
土気から乗った高学年組は学校のことを話したり、高学年らしい落ち着きを感じました。

東金駅に着くと東金高校のきれいな女子高生2名が
「ようこそ、緑区子どもサポートセンター!」というカードを手に出迎えてくれました。
「か〜わい〜!」と子どもたちから歓声があがります。

高校の実験室での実験に緊張の顔!


東金の街は昔ながらの建物やいろいろな石造などがあり、懐かしいにおいがする街でした。
10分ほど歩き東金高校に着くと、細川先生と高校生6名が笑顔で迎えてくれました。

実験室の入り口には鮭の稚魚が100匹ぐらいいる水槽があったり、
ミジンコや何がいるのかわからない水槽があったり、
小学校の教室とはちょっと違った雰囲気です。
いつもはにぎやかでじっとしていられない子どもたちですが、
細川先生の話が始まるとすっと背筋を伸ばし全員がしっかりと先生の話を聞いていました。


葉脈の標本作り。ポイントは2本指!

まずは葉っぱの葉脈標本作りです。
校庭に出てヒイラギのはっぱを各自2枚ずつ取ってきました。
こんなに固いヒイラギのトゲトゲのはっぱで大丈夫なのか心配になりましたが、
ひとり2枚ずつ採ったヒラギノの葉っぱをビーカーでぐつぐつ煮始めます。
ビーカーの水の中には重曹を入れました。
見た目には少し色が黄色くなっただけであまり変化がわかりませんが、
ぐつぐつ煮詰めていくと葉っぱはずいぶん柔らかくなってきました。

柔らかくなった葉っぱをひとり1枚ずつ取り出し下敷きの上にのせます。
そして水をちょろちょろかけながら歯ブラシで優しくたたきます。
ここで大切なポイントです。
「歯ブラシを持つ指は親指と人差し指の2本だけ!」

指が3本でたたくと力がはいりすぎて失敗するそうです。
みんな1枚の葉っぱを優しく優しくたたきました。
しだいに葉脈以外の部分は流され、葉脈だけとなりました。


色鮮やかな葉脈標本のできあがり!


できあがった葉脈は濡れているので、細川先生がアイロンをかけてくれました。
乾いた葉脈標本に今度は色付けです。マジックで葉脈に色をつけます。
大人は1色をさっと塗っておしまいでしたが、
葉脈の筋ごとに色を変えたり水玉模様や名前いりのものなど
個性的で色鮮やかな標本がたくさんできました。
最後にラミネート加工してもらったので、本の間にしおりとして挟んだり、
穴を開けて紐を通しなにかに結んだり、いろいろな楽しみ方ができそうですね。



紙漉は時間切れで、また今度ね!


今回は「葉脈標本作り」と「紙漉」をする予定でしたが
時間が足りなくなり紙漉は途中までしかできませんでした。
でも枯草を切って煮てミキサーにかけて紙ができるということには驚きました。
朝早くから準備をしていただいた細川先生、高校生の皆さん本当にありがとうございました。