NPO法人 緑区子どもサポートセンター

 リラックス館も読書の秋



すっかり秋めいてきて、読書にも最適な涼しい夜が続きますね。
大人はもちろんですが、小さい子どもたちにとっても絵本を落ち着いて楽しめる気候となっています。

千葉市から委託を受けて子育てリラックス館をオープンして丸9年がたちました。
その間私たちのコンセプトを打ち出しながら地元に定着してきています。
そのコンセプトのひとつとして「小さい子どもも質の良い絵本を身近に手に取って、親子で楽しんでほしい!」
という願いをこめて文庫を設営してきました。
  
かまとり区役所の横には図書室もありますが、小さい子ども連れだと騒がしかったり、
次々と本を出してきてしまって落ち着かないものです。
また絵本棚が作家別になっているので、少々探しにくいですよね。

そこでリラックス館では大まかな分類はして並べていますが、きっちりと作家別に戻さなくても良いことになっています。
そしてカーペット敷きですから、床に座って本を読むこともできます。
兄弟連れの場合は傍らに赤ちゃんを寝かせておき、
上の子どもを膝に乗せてゆっくりと親子の時間を取る微笑ましい姿も見られます。

また貸し出しも行っており、一家で6冊を2週間借りることができます。
かまとり館では述べ73世帯が貸し出し登録をしており、毎回返却と同時に借りていく親子さんや、
幼稚園に行っている間にお母さんが借りに来るかたもあります。
中にはお父さんが選ぶ姿も見られ、「私が選んだ本はすぐに飽きちゃうのに、
パパが選んだ本は気に入ってたんですよ。」という嬉しい声も聞かれます。

人気のある本は決められないほど好みも多様で、アンパンマンやトーマスを毎回借りるお子さんがいる一方で、
新旧絵本作家の作品を借りて大事に抱えて帰るお子さんもいます。
6月からは受付カウンターで貸し借りをするようになったので、
本の感想やお子さんの反応などをお聞きしたり、スタッフと絵本を題材に話をすることができます。

幼少期に良い絵本に触れ、親子で共有できることはとても大切な経験になりますので、
どんどん活用していってほしいと願っています。